サッカークラブチームのアジアの頂点を決める大会・アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の規定変更に伴い、川崎フロンターレのホームグラウンド・等々力陸上競技場の座席の約4割が使えなくなる問題を受け、川崎市はサイド・バックスタンドの観客席の改修工事を決定した。
改修工事は、背もたれの付いている2階の座席と付いていない1階の座席を交換する形で行われる。費用は約1000万円。
ホーム側1039席、アウェイ側204席の1243席を交換。改修後に開かれるACLでは最大1万8352人が観戦できるようになる。市等々力緑地再編整備室の担当者は「大規模な改修が難しい中で、観戦・応援環境を考慮し、フィールドに近い1階に背もたれ付の座席を交換して設置することにした」と説明。工事は12月上旬から来年1月下旬を予定しており、工事中も施設は利用できるという。
同問題をめぐっては来年からACLの大会が行われる会場の座席には30cm以上の背もたれが必要となったことにより同競技場のサイド・バックスタンド1階の1万386席が使用できないことが判明。これを受け、川崎市は川崎フロンターレと対応について協議していた。
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