衆議院選挙区画定審議会が4月19日、政府に勧告した「1票の格差」是正のための新しい区割り案に、川崎市域の3選挙区(神奈川9区、10区、18区)の変更が盛り込まれた。
区割り変更は最高裁が「違憲状態」としている「1票の格差」が2倍を超える選挙区の是正のために進められている。今回は2015年の国勢調査を基に算定された20年の人口見込みを加えた。
その結果、神奈川10区(川崎区・幸区・中原区の一部)が最少と予測された鳥取1区と比べ、人口が2倍を超える見込みとなったことから変更が行われた。調整は同じ市域内で行うため「玉突き」のように18区(宮前区・高津区、中原区の一部)、9区(多摩区・麻生区)で変更がかけられた。
具体的には▽10区・中原区の井田三舞町、井田杉山町が18区に移る▽18区・10区からの編入に伴い、宮前区神木本町1丁目〜5丁目が9区に移る▽9区・18区からの編入を受け入れる―としている。
福田紀彦川崎市長は「行政区の分割が常態化することは望ましいことではない。将来的に解消されることを希望する」などと話した。
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