軽妙な演奏でノリノリの会場
首都圏でビルや施設などの排水管を洗浄するフジクス（株）（川崎区貝塚）の社員バンド「Ｔｈｅ Ｗａｔｅｒ ＪＥＴ Ｍｅｎ（ザ ウォーター ジェットメン）」が各地の高齢者施設でライブを行い、評判を呼んでいる。このほど、横浜市神奈川区の特別養護老人ホーム「菅田 心愛の里」で演奏を披露した。
「Ｔｈｅ Ｗａｔｅｒ ＪＥＴ Ｍｅｎ」は、竹之内豊会長が自社製品のＰＲのために結成。今では取引やビジネス会合などを通じて知り合った音楽仲間とともに定期的に「土里囲夢 ＮＩＧＨＴ」と銘打ったフォークやロックなどの演奏会を開いている。
一昨年、テレビ東京の『モヤモヤさまぁ〜ず２』でＪＲ南武線を歌ったオリジナル曲『南武本線』が紹介されると、各地の介護施設や老人ホームから出演の要望が相次ぐ。同社では社会貢献活動の一環として定期的に訪問を行うことにした。
「菅田 心愛の里」のライブでは、約70人の参加者を前に、三波春夫の『世界の国からこんにちは』を皮切りに、オリジナル曲『日本一のＪＥＴ ＭＡＮ』まで計10曲を披露。時にノリノリに、時に口ずさんでもらおうと『青い山脈』『ハイそれまでョ』『テネシー・ワルツ』など年配者にとって馴染み深い曲を演奏。曲の合間には軽妙洒脱なトークと自社製品をＰＲ。テンポの良さに会場から笑いが何度もこぼれた。
「若い頃の記憶を呼び覚ます狙いもあるのですよ」と竹之内会長は話す。
その思惑通り「こんな楽しい演奏会はなかった「50〜60年前にタイムスリップしたようだった」と入居者は笑顔を見せた。
竹之内会長は「私たちも楽しい時間を過ごすことができた。貴重な体験を重ねていければ」と語る。
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