不登校の子どもたちの「居場所づくり」に30年以上携わるNPO法人フリースペースたまりば(高津区)理事長の西野博之さん=写真=が先月、「居場所とスクールソーシャルワーク」を出版した。
「安心できる“居場所”が子どもたちの自発を呼ぶ」と語る西野さん。本書は日本で最初にスクールソーシャルワークの活動を始めた山下英三郎さんとの共著で、2人の対談を200ページ以上にわたりまとめたもの。それぞれ30年以上前から、子どもの不登校などの支援に携わってきた。活動の中で感じたこと、苦労などのほか、子どもが安心できる居場所をつくることがいかに大切かについて語り合っている。
西野さんによると、県内では公立の中学校でおよそ30人に1人が不登校になっている。学校に行きづらい、生きづらさを抱えた子どもたちにとって、大人たちはどう関わっていくべきなのか。「そのカギとなる居場所づくりのエッセンスがこの本に詰まっている」
書店やネット書店「アマゾン」で販売中。税別1600円。問合せは同法人【電話】044・833・7562。
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