幸区ゆかりの絵本作家で5月2日に92歳で亡くなったかこさとしさんの創作の原点を知る企画展が6月13日から15日まで、エポックなかはらで開催された。
幸区新塚越に店舗を構える北野書店(北野嘉信代表取締役)が1年前から企画。同書店がかこさんとの縁の中で、かこさんが子どもたちの幸せのために創作活動を続ける川崎ゆかりの絵本作家であることを子どもたちに近い距離にいる教育関係者に知ってもらおうと川崎市学校図書展示会の同時イベントとして開いた。
会場には、かこさんの作品が並んだほか、2014年に古市場などを訪れた際の映像を放映したり、川崎ゆかりの複製画などを展示。最終日には福田紀彦市長が訪れ作品を鑑賞し「川崎から作品が生まれたことを感じさせてもらった。かこさんが大好きな子がたくさんいる。そうしたことが脈々と伝わることが嬉しい」と語った。
同書店によると期間中、500人超が会場に足を運び、中には小田原市など遠方から訪れる人もいたという。北野嘉信代表取締役は「かこ先生の作品は子どもから大人まで生活の一部になっていることが分かった。企画展を通じ、本の力を改めて感じさせられた。かこ先生の作品は川崎の文化でもあり、今後も多くの人に紹介し続けたい」と話した。
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