明治から大正初期にかけて川崎区大島で生産されていた川崎発祥の桃「伝十郎桃」の植樹式が9日、市立向小学校(川崎区大島・松原康臣校長)で行われた。
植樹したのは高さ約2メートルの苗木で、二ケ領用水・中原桃の会が同校に寄贈したもの。同会のメンバーによって花壇に掘った穴に苗木が埋められると、子どもたちはスコップで土の表面を固めるなどの植樹作業に参加した。
児童代表として挨拶した6年生の千光士友(せんこうしとも)さんは「植樹された桃をしっかりと育て、川崎の伝統を大切にしていきたい」と話した。
「伝十郎桃」は現在流通している「白鳳」などのおおもとの品種の一つ。川崎の工業化により一時姿を消したが、2013年に接ぎ木からの結実に成功、復活した。
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