川崎市は市内企業を対象に、LGBTなどの性的少数者への理解を深めてもらうためのセミナーを今月15日、川崎区駅前本町の川崎フロンティアビルで開催した。
学習会には約20人が参加。講師として登壇したNPO法人共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク代表理事の原ミナ汰さんの話に聞き入った。
この日のテーマは、性的マイノリティーの人たちへの差別的な言動や嫌がらせを指す「SOGIハラ」。原さんは、LGBT当事者のカミングアウトの現状を領域別に示し「学校や地域、職場で表明することは難しい」と指摘。「40代、50代のホワイトカラーで管理職がLGBTへの嫌悪感が強い」とも語り、何に困っているかの「気づき」の重要性を説いた。
原さんはまた、LGBTの電話相談の約3割が若者からであると述べ、「これからの労働戦力になる人が仕事場で悩みを抱えている」と強調した。
セミナーは3回開催し、次回は12月21日(金)、同ビル。問い合わせ、申し込みは、川崎市市民文化局人権・男女共同参画室(【電話】044・200・2316)。
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