川崎大師平間寺の大本堂で今月20日から22日、正御影供(しょうみえく)大法要が行われ、川崎大師双盤講(そうばんこう)による、引声(いんじょう)念仏が行われた。
法要の時、本尊の大師像の御戸帳(みとちょう)といわれるのれんを開帳する際、講元が中央に座り、後ろに講員が並んで座って、双盤と呼ばれる鉦(かね)を左右で叩きながら念仏を唱える。3日間で朝、昼、午後の3回ずつ計9回行われた。
引声念仏は1834年に第35世隆盛和尚が本堂を再建した際に始まったとされる。今年2月にはその民俗学・文化財的な価値が認められ、川崎市重要習俗技芸に指定された。
講元の田辺照雄さんは「もちろん今までも一生懸命にやってきたが、文化財に指定されたことで、講員の意識もさらに高くなったと思う。今年は平成最後の務めということもあって、その気持ちも強かった。出来も良かったですよ」と語った。
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