ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区大宮町)は2月6日、コンサート中に災害が起こった想定で、観客とスタッフが一緒に行う避難訓練を実施した。
事前応募で集まった約250人の観客と川崎市消防音楽隊38人、スタッフ60人が参加した。
訓練は演奏中に東京が震源で幸区の震度6強の地震が起き、それに伴う火災が発生したと想定。
地震発生の合図があると、会場内のあちこちからスタッフが「頭を守ってください」などと、観客を落ち着かせようと声をかけた。客席では上着などで頭を守る姿が見られ、ステージ上の音楽隊も演奏を中断し、かがんで身を守った。震度6強に耐えられる設計のため、外部の状況確認をする間はそのまま待機の指示。その後、火災発生の情報が入り、非常口から外部にスタッフの誘導で避難がなされた。
幸区鹿島田から参加した山下登美子さんは「ミューザの会員でよく利用している。こうした訓練があればいざという時慌てなくてすむ」と話した。
観客参加型の避難体験コンサートの実施は、2013年に行って以来2回目。
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