(公財)川崎市産業振興財団(三浦淳理事長)はこのほど、富士通研究所が開発中のマッチング支援ツールによる地域経済の活性化に関する協定を、同研究所と締結した。
この協定は、同研究所が開発中のイベント連動型マッチングツール「Buddy up(バディ アップ)!」を活用し、セミナーや交流会に参加した専門家らの交流を支援するもの。世界最先端の研究開発拠点、キングスカイフロント(川崎区殿町)の企業や研究者らが連携する機会を創出することで、相乗効果による新たな技術革新の創出を図る。
キングスカイフロントには69の研究機関が集まるが、「交流会を開いても名刺交換に留まってしまう」、「近隣企業の研究内容が気になる」という各機関が抱える悩みがあった。最先端技術を取り扱う同所では、専門職のみに公開されている機密情報も多いことから、同財団は「Buddyup!を取り入れることで、同じ目的・知見を持った人の効率的なマッチングにつながり、信用も担保されるのでは」と期待を寄せる。
同ツールは来年度末の製品化を目指し、現在同財団が共催する行事で検証を実施。本格稼働後は「IT、製造業など様々な分野に活用いただければ」と同財団は話す
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