川崎区日進町の川崎市福祉センター跡地に整備される官民複合施設の名称が「川崎市複合福祉センターふくふく」にこのほど決まった。市担当者は「『福祉』『幸福』『福寿』などの『福』が持つ優しく、柔らかい響きにふさわしい、地域の方々に親しまれる施設となるよう取り組んでいきたい」と話す。
福祉の機能集約
同センターは地上8階建てで、敷地面積4032・30平方メートル。市と社会福祉法人三篠会が運営、維持管理を行う。市の南部リハビリテーションセンターや在宅医療サポートセンター、総合研修センターなど福祉の機能が集約される。現在、川崎区砂子にある南部就労援助センターと発達相談支援センターは同センターに移転する。同法人は特別養護老人ホームや障害者入所施設などを運営。名称は市と同法人が協議を重ね、絞られた8候補の中から、福田紀彦市長が決定した。
旧施設は1974年に開設され、高齢者施設や盲人図書館などの機能を持つ総合福祉施設として活用されていたが、施設の老朽化や耐震面などの課題が浮上。2009年に川崎市福祉センター再編整備基本方針が策定され、2017年に解体工事が着工されていた。来年1月に竣工し、3月から障害者入所施設など一部利用開始、4月に特別養護老人ホームなど、その他の機能の利用が開始される。障害者入所施設、特別養護老人ホームの入居者募集は9・10月に行われる予定だ。施設に関する問い合わせは市健康福祉局【電話】044・200・0467へ。
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