幸市民館で11月27日、小学生以下の親子にカブトムシの幼虫を譲渡する会が行われた。市民が地域の課題解決や活動・交流に参加していけるよう支援する幸市民館の「コミュニティカフェ事業」の一環。幸区PTA協議会の浦山利博会長=人物風土記で紹介=が企画した。40組の親子が参加し、広げられた土の中から自分たちで幼虫をとり、虫かごに入れて持ち帰った。
浦山さんは「カブトムシは子どものあこがれ。幼虫から育てることで、さなぎ、成虫への変化をみて、生命の不思議を体験し、感動してもらいたい」と企画意図を話す。育て方で分からないことがあれば、メールでサポートするなど、交流も図っていきたいという。
幼虫の多くは相模原市の「昆虫文化を子供たちに伝える会」からの寄付だが、幸区新川崎在住の西山俊彦さん(37)も30匹ほど寄付をした。西山さんは3年前から息子の恵太さん(7)のためにカブトムシを飼育。もとは1組のつがいだったが、どんどん増えて、保育園や友人に分けているという。
加々美裕也さん(37)は子ども2人と参加。「子どもたちは見たことはあっても育てたことはなかったのでやってみようと思った」と話した。
市民館の須藤純子館長は「この集まりをきっかけに交流が広がってくれるといい」と期待した。
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