春の火災予防週間(3月1日から7日)にあわせ、臨港消防署(杉山哲男署長)は管轄エリア内の老人いこいの家で防火・防災講話を行った。
3月1日には藤崎老人いこいの家で同署予防課担当者が講師として登壇。担当者は2023年の市内の火災件数が390件で「過去10年で一番多かった」と強調。その原因として、たばこや電気機器を挙げた。電気機器については携帯電話やパソコンなど、リチウムイオン電池が原因の発火として多いと紹介。コンセントのたこ足配線やコンセントと電源プラグの隙間にほこりがたまることで起きる「トラッキング現象」にも注意が必要と述べた。
住宅火災については死者の約7割が65歳以上と指摘。「寝たばこは絶対にしない、させない」「ストーブの周りに燃えやすいものを置かない」「避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく」といった習慣や対策のポイントを伝えた。
清水さんの話に参加者は熱心に耳を傾け「備えが大事」と認識を深めた様子だった。
講話は殿町、桜本、大師でも行われ、108人が参加。同署によると1月1日から3月5日までの管轄内の火災発生件数は11件で前年比で4件増加していることから、注意喚起を行っている。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|