幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで3月11日、東日本大震災の復興を支援するチャリティーコンサートが開かれた。2014年から始まり、今年で10回目。震災で同ホールも被害を受け、復旧のため国内外から支援を受けたことから、その恩返しにとコンサートを開いている。
当日は、約1350人が来場。地震の発生時刻には出演者と来場者らが黙とうを行った。コンサートでは、オルガン奏者の松居直美さん、ソプラノ歌手の鈴木美紀子さん、ピアニストの小川典子さんが出演。JSバッハの『わが魂は主をあがめ』などを演奏し聴衆を魅了した。また、岩手、宮城、福島の被災三県の若者による「東北ユースオーケストラ」も出演し、音楽監督を務めた坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」などを演奏を披露した。
コンサートに訪れた60代女性は「東北ユースオーケストラの演奏は、曲目も良く、一流の方に引けを取らず素晴らしかった」と話していた。
チケット収入と募金で集まった約220万円は、日本政府を通じた東日本大震災義援金と日本赤十字社の能登半島災害義援金に寄付される。
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