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川崎区・幸区版 公開:2012年8月3日 エリアトップへ

市バス運行ミス 発生件数 対目標に黄信号 前年度比は3件の減

公開:2012年8月3日

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市バスは人々の重要な交通手段(溝口駅南口で)
市バスは人々の重要な交通手段(溝口駅南口で)

 市バス運行ミスが相次いで発生したことを受け、今年度の目標に「ミス20件以内」を掲げた川崎市交通局だが、7月25日現在で11件と約4カ月間で目標値の半数を超えた。前年同期比では3件減となったものの、交通局ではミスを起こさないよう基本の確認を再度徹底していくという。

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 川崎市交通局によると7月25日までの約4カ月間で運行ミス11件、うち経路誤りが9件発生した。前年同時期は運行ミス14件、うち経路誤り12件だった。

 今年度発生した経路誤りでは、9件全てがそれぞれ異なる交差点で起き、本来進むべき方向と異なる方向に進行した。経路誤り以外の2件は、どちらも行き先表示の誤り。

 市交通局では今年度、ドライバーへの過度なプレッシャーを軽減させる意図から、懲戒処分の対象となる案件を除き個別の即日公表は控えているが、ミスをした運転手には即日ヒアリングを行い、指導をすることで対応している。発生したミスの状況を営業所会議等で議題に上げるなど、営業所間の情報共有も行っているという。

前年多発の8月

 2011年度の8月に発生した運行ミスは、ひと月あたりの平均3・25件を大きく上回る7件、うち経路ミスは6件だった。

 川崎市交通局自動車部安全指導課の高木担当係長は、「(今年度のミスの)分析はし切れていないが、一瞬の気の緩みもあるようだ。運行表や車内放送、方向幕の確認など、基本動作を徹底すれば防げるミスが重なっている。(20件以内という目標に対し)現状の数字は厳しいが、今一度きちんと取り組んでいく」と話している。
 

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