川崎純情小町☆ 「川崎密着」で飛躍誓う
昨年、川崎のご当地アイドルグループとして脚光を浴びた『川崎純情小町☆』(通称K.J.K.)。川崎市イメージアップ事業に認定されたのをはじめ、各地のステージイベントで会場を盛り上げた。6人は「地域密着」を2013年のキーワードに挙げ、新たな誓いを立てた。
まずは昨年を漢字一文字で表してもらった。
リーダーの前田沙耶香さん(愛称・さあやん・宮前区担当)…「進」。「イメージアップ事業に認定され、たくさんの川崎の仕事をいただき、前進した年でした」
伊藤みのりさん(愛称・みーも・多摩区担当)…「動」。「声優養成所に通っていた中、K.J.K.の活動を始めました。悩んだこともいっぱいありましたが、考えるより動く方が身になった一年でした」
前田薫里さん(愛称・かおりん・中原区担当)…「学」。「得意でないMCやステージでのトーク、企業PRなど、歌やダンス以外のことを学びました」
田中麗子さん(愛称・れいちぇる・高津区担当)…「活」。「結成当初はクール系でかっこいいダンスボーカルユニットを目指していたが、イメージアップ事業に認定され、活動をする中で(ご当地アイドルへと)シフトチェンジしたことから『活』」
淺井雅さん(愛称・みーにゃん・麻生区担当)…「挑」。「はじめての芸能界。ダンスの経験もありませんでした。何も分からない中スタートし、たくさんのことに挑戦しました」
伊東裕扶子さん(愛称・ゆうちゃん・川崎区、幸区担当)…「恵」。「機会に恵まれ、実力以上の活動が出来ました。環境、運もよかった。恵み多き一年でした」
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川崎市の地域活性化プロジェクトとして一昨年10月に結成された川崎純情小町☆。印象深い出来事として6人が口を揃えたのは、夏のステージだった。7月以降神社、町内会などの祭りに引っ張りだこ。ステージでは浴衣姿に網あげブーツ姿で歌ったが「体力的に一番厳しかった」(さあやん)。7月28日には川崎競馬場でのステージではあまりの暑さにメイクが溶けてしまったメンバーも。
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アイドルグループ花盛りの中、昨年末には全国200組以上が参加したご当地アイドルナンバー1決定戦「U.M.U.AWARD 2012」の決勝大会に進出し、健闘した。ただ、ここまでの道のりは平坦ではなかった。アイドルグループが競演するイベントでは自分たちより年下のグループの勢いに気圧された。9月中旬に都内で行われたアイドルグループのステージではしっかりパフォーマンスができたにも関わらず、集まったファンの反応はいまいち。「完成されたダンスは見たくない」「アイドルはただ笑っていればいい」。そんな声が聞かれた。「ショックでした。迷うきっかけになりました」(ゆうちゃん)。
ファンとの距離をいかに縮めるか。何度も話し合いを続けるうちに原点を見つめなおした。「ファンをつけなきゃとの思いが強すぎた。イベントに出させてもらっている。(地域活性をうたう以上)川崎のために本気で愛して活動しよう」(さーやん)。
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5歳の子からファンレターをもらった。80代のお年寄りからも温かい声援をもらう。「性別問わず好かれるグループになるのが目標。そして女性から憧れる存在でもありたい」とれいちぇるは話す。
最後に、今年のテーマについて聞くと「一体感を大事にしつつ、パフォーマンスに磨きをかけるのが目標」とゆうちゃん。もちろん、6人の合言葉は「川崎密着」だ。
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5月3日
4月26日