市立川崎高校(宮津健一校長)のサッカー部が今月19日と22日、学校近くのグラウンドで区内の少年サッカーチームを招いた交流練習会を行った。
小学生との交流練習会は昨年8月に初めて開催して以来2回目。前回は1チームのみの参加だったが、今回は2日間で8チーム93人の小学生が参加。高校サッカー部員と汗を流した。
当日は、普段高校生が行っている練習メニューを小学生たちが体験。いつもは教わる側の高校生がコーチとなり、パスやトラップなどの基礎技術を教えた。
参加した大島シェルズの庄司太陽君(12)は「目の前で手本を見せてくれて、わかりやすかった」と嬉しそうに話していた。
取り組みは小学生の保護者にも好評だった。太陽君の母親・庄司佳代子さんは「優しい指導が印象的だった。お兄ちゃんくらいの年齢なので、子どもも親しみやすかったのでは」。また「同じチームには長男の子が多くて、高校の部活動がどんな雰囲気か気になっていた。それを知ることができるいい機会になった」とも話した。
一方、コーチの立場で参加したサッカー部1年生の田中優太さん(16)は「小学生のプレーを見ていると『あっ、自分もこんなミスしているな』と勉強になった。次の機会にはちゃんと教えられるように、自分たちも練習をもっと積んでいきたい」と刺激を受けた様子だった。
サッカー部の顧問・小坂仁教諭は「高校生にとって、教える経験は貴重。練習の意識を高めるきっかけになる。ゆくゆくは運営も生徒に任せたい」と練習会を通した生徒の成長を期待していた。冬にも同様の練習会を開催する予定。
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