神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2014年2月7日 エリアトップへ

川崎での映画撮影増に期待 受け入れ態勢に課題の声

公開:2014年2月7日

  • LINE
  • hatena
撮影期間中には記者会見も開かれた
撮影期間中には記者会見も開かれた

 川崎南部を中心に撮影が行われていた映画『小川町セレナーデ』が2月1日にクランプアップした。1カ月にわたる撮影には、のべ200人以上の市民エキストラが参加。映画関係者から「これを機会に川崎での映画撮影が増えるかも」といった声が聞かれるという。

 『小川町セレナーデ』は、市民有志の思いから企画され、費用の一部をまかない、製作にこぎつけた作品。『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』チーフ助監督を務めた原桂之介さんが初メガホンをとった。ストーリーは「オカマ」のエンジェルとそのエンジェルに恋した女性・真奈美、2人の間に生まれた子ども・小夜子を中心に織りなす人情コメディー。俳優の須藤理彩さん、安田顕さん、藤本泉さんらが出演する。

 撮影は川崎区をメーン拠点に1カ月にわたって行われ、作品プロデューサーから「川崎で映画撮影をできるとは思わなかった」と今後、映画撮影が増える可能性を示唆するような声が聞かれたという。

 川崎への映画誘致活動に取り組む「かわさきMOVE ART OO隊」事務局長の寺川香苗さんによると、映画製作は従来、撮影誘致に力を入れる神戸市や北九州市を使うケースが多く、東京を舞台とした作品が神戸で撮影されるケースも少なくないという。また、映画製作会社は東京を拠点にするところが多く、地方で撮影を行うと、宿泊費や時間など膨大なコストがかかってしまうが、川崎でのロケが可能になれば、製作コストの圧縮につながるメリットが生まれるという。

 「少しでも安く抑えたいというのが、製作者の思い。川崎は様々なドラマやCMロケ撮影などで市民がロケ慣れしている点も映画製作関係者の間には高評価のようです」と寺川さんは話す。

 撮影が増えることは「映像のまち」を掲げる川崎市にとっては追い風ともなりそうだが、今後はロケができる施設や場所を受け入れ態勢などを整備する必要があるといった声も聞かれる。

 『小川町セレナーデ』は初夏、川崎チネチッタを皮切りに全国で公開される予定。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

「支援の輪」次の段階へ

こども食堂

「支援の輪」次の段階へ

寄付増加、物流に課題

5月17日

「第4期」の5年で半減

川崎市

「第4期」の5年で半減

ホームレスの支援計画

5月17日

25年12月に完成予定

(仮称)川崎市民館・労働会館

25年12月に完成予定

26年2月の供用開始めざす

5月10日

川崎の業者が「助っ人」

多死社会

川崎の業者が「助っ人」

都会の遺体安置場所不足

5月10日

女性議員16人が連携

川崎市議会

女性議員16人が連携

課題共有し、政策提案へ

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook