「白い花咲くの楽しみ」 長十郎梨の接ぎ木体験
東海道かわさき宿交流館で3月18日、長十郎梨の枝を接ぎ木して苗木を作る体験会が行われた。長十郎まつり実行委員会主催。約20人の参加者が、真剣な表情で作業に取り組んだ。
当日は、司会を務めた俳優の中本賢さんが、自身も所属する多摩川クラブがこれまで行ってきた、長十郎梨に関する取り組みについて講演。続いて講師として招かれていた神奈川県農業技術センターの関達哉さんが、長十郎梨の歴史などをスライドを使いながら説明した。
その後、参加者らは接ぎ木体験へ。関さんのレクチャーを受けながら、培養土を入れた鉢に植えた台木を適当な長さに切り、断面にはさみで切り込みを入れて、長十郎梨の穂木を接ぎ木した。昨年、東大島小の児童が配布していた接ぎ木苗をもらったという参加者は、「残念ながら枯れてしまった。今回は自分で作業もしたし、きれいな白い花を咲かせたい。楽しみだね」と話していた。
同委員会は、長十郎梨にちなんだイベントとして、4月7日(月)に受粉体験を開催。多摩区中野島の「嘉乃園」で受粉作業体験をし、同園の畑で昼食をとる。雨天中止。参加無料。弁当、飲み物、敷物、汚れてもいい靴を持参のこと。先着20人を申し込み順に受け付ける。希望者は、同実行委員長の石渡孝明さん(【電話】044・288・5885)へ。
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4月26日
4月19日