緑色のビブスを着用し、毎月第2・第4土曜日に川崎駅でゴミ拾いを行っている「NPO法人グリーンバード」の川崎駅チーム。
2003年、「キレイな街は、人の心もキレイにする」をコンセプトに原宿・表参道で誕生したグリーンバード。全国各地で支部が立ち上げられ、現在66チームが国内外で活動している。川崎駅チームは2014年に発足し、これまでに約800人が参加した。2014年と2015年に「いきいきかわさき区協働事業」に認定されている。
参加者は小学生から70代まで幅広く、経営者や会社員、大学生、行政関係者と肩書も様々。県内や埼玉県からも参加者が集まる。SNSや知人を通じて活動を知ったという。ボランティアや社会貢献をしたかったというのが参加のきっかけだ。
約1時間の活動で空き缶や吸い殻などを拾いながら参加者同士で会話を交わす。「肩書にとらわれないで一市民として、同じ格好をして活動するのが面白い」と60代の男性。毎回参加しているという茅ケ崎市在住の山村征子さん(71)は「活動の前日からワクワクして眠れない。普段は同年代と話すことが多いが、ここに来ると若い人と話せるのが楽しいし、学ぶことは多い」と魅力を話す。
同チーム代表の田村寛之さんは「用事があれば来ないで」とあえて伝えている。活動の義務化を避けたいからだ。「久しぶりに来る人も気持ちよく来られるように、ふらっと来られる雰囲気を作り続けたい」と田村さんは語る。
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