元参議院議員で川崎市観光協会会長を務める斎藤文夫さんが自叙伝『郷土を愛する心 社会奉仕に生涯を』(神奈川新聞社)を出版した。
同書は神奈川新聞で昨年3月から5月まで64回にわたって連載された記事「わが人生」を加筆修正し、一冊にまとめたもの。7章構成で、県政、国政への歩みや川崎市長選への挑戦、日韓親善の礎、川崎港活性、県や市の観光振興に向けた取り組み、保護司やロータリアンなどの奉仕活動に関するエピソード、浮世絵収集と普及のロマンや情熱を綴る。「川崎の今日を物語る基礎が分かる一冊」と斎藤さんは強調する。
小学校4年生の時、祖父の死に直面した斎藤さん。「私利私欲に走らず、もって国家国民のために尽くせよ」との遺言を胸に刻み、今日まで歩んできたという。「目的をもって一歩一歩汗を流せば、おのずと道が開けてくる。若い人にも手に取って頂きたい」とも語る。
四六判、251ページ。価格は1500円税別。各書店で販売中。問い合わせは、神奈川新聞出版メディア部(【電話】045・227・0850)。
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