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川崎区・幸区版 公開:2018年6月22日 エリアトップへ

BCPで会社も音楽も活性 フジクス(株)竹之内英社長

経済

公開:2018年6月22日

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キーボードを奏でる竹之内社長(手前)
キーボードを奏でる竹之内社長(手前)

 首都圏でビルや施設などの排水管洗浄を手掛けるフジクス(株)(本社・川崎区貝塚)の代表取締役社長に就任した竹之内英さん=写真左=がこのほど、幹部社員を集めた就任祝いのパーティーでバンド演奏を披露した。

 竹之内社長は10年ほど前から社内バンド「The Water JET Men(ザ ウォーター ジェット メン)」の一員として活動する。同バンドは自社製品のPRのために、父親の竹之内豊会長をはじめ、音楽好きの社員らで結成。これまで取引先やビジネス会合などで知り合った音楽仲間らを招いて演奏を行い、最近は老人ホームなどで慰問演奏を行っている。竹之内社長は主に、ボーカルとギターを担当するが、この日はドラムとベースにも挑戦し、ビートルズ『レット・イット・ビー』をはじめ、オリジナル曲の『日本一のJET Men』『南武本線』などを演奏した。

 社長就任のあいさつで竹之内社長は、聖徳太子の「和を以って貴しとなす」の精神で社内議論を活性させ、100年企業を目指すことを呼び掛けた。また、東日本大震災のような大規模災害が発生した時にもいち早く事業を再開させられるために会社が策定する「BCP(ビジネス・コンティニティー・プラン=事業継続化計画)」の考えを、社員一人ひとりに持ってもらいたいとも語り、社業の様々な技能を習得して備えてほしいと訴えた。

 「BCPの考えは我々のバンド活動にも通じるところがあります」と竹之内社長は語る。「時にバンドメンバーが病気やケガで出演できないこともあります。そうした事態に備えるためにも下手なりにも様々な楽器ができるように準備しておく必要があります。今回の演奏は幹部社員にそれを知ってもらうためのメッセージ。BCP(バンド・コンティニティー・プラン)」と力を込めた。

 最後に、竹之内社長は「音楽を通じて気持ちが和らぎ、笑顔があふれる世の中をつくっていければ」とも語った。

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