渡田山王町町内会(高野元雄会長)は、今年7月に発生した西日本豪雨を受け、同町内で水害が起きた際の一時避難場所を示した防災マップを9月8日に完成させた。
マップはA3判。川崎区内で大雨や河川の氾濫などにより最大5メートルの浸水被害が及ぶことを想定し、町内15カ所の一時避難場所を記載している。選定基準として「3階建て以上の建物であること、避難経路が確保しやすい様に出窓がついていること、廊下があること」を挙げた。
紙面上部には防災に関する備えを促す文章や地震発生時の一時避難場所、最終避難場所も記載してある。同町内会は東日本大震災で甚大な被害をもたらした津波の事案を受け、2012年に水害時の避難マップを作成しており、今回はその改訂となる。
完成したマップはこれから同町内700世帯に配る予定。県立川崎高校、同地区の飲食店や銀行の軒先にも掲示するといい、合計約1000枚を町内に配布する。
高野会長は「災害はいつ来るかわからない。マップを目につく場所に貼り、日頃から避難場所を意識していざというときに役立ててほしい」と利用を呼びかけた。
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