川崎郷土・市民劇「日本民家園ものがたり」が5月10日から多摩市民館などで上演されるのを記念し、同作品をテーマにしたシンポジウムが今月4日、中原区で開かれた。市民団体「21世紀川崎教育フォーラム」と川崎郷土・市民劇上演実行委員会が主催した。
生田緑地内にある日本民家園は1967年に誕生し、当時の市の社会教育文化担当だった故古江亮仁氏がその立役者。「日本民家園ものがたり」ではロマンをもって実現させた古江氏を主人公に、誕生秘話を描く。
シンポジウムで、上演作品を手掛けた劇作家の小川信夫氏は古江氏について「文化財に命をかけた背景に重要文化財を持つ明長寺(川崎区)の出で、その血が流れている。一方で家庭では子どもや奥さんとの関係に苦しんでいた」と語り、ドラマの見どころとして息子と対峙する場面を挙げた。
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