川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区)が9月3日、開館8周年を迎えた。これを記念し、同館は全市立小学校に「学年別ドラえもん名作選」を寄贈。1日に行われた寄贈式には近隣の児童約50人も参加し、会場を盛り上げた=写真。
同館が贈ったのは「ドラえもん一年生」から「ドラえもん六年生」までの全6巻。藤子・F・不二雄氏は学年に応じてテーマや絵柄を描き分けていたといい、漫画を楽しみながら学べる内容に編集されている。今回は特別支援学校を含む市内の117校に2セットずつ贈られた。
寄贈式には同館の伊藤善章館長と福田紀彦市長、市教育委員会の小田嶋満教育長が参列。伊藤館長は「巻末に解説があり、面白いと同時にためになる漫画。楽しんで読んでもらいたい」と語った。福田市長は「小学生が想像力をたくましくして、自ら学ぶことにつながれば」と期待を寄せた。
地元小学校の児童はドラえもんの法被姿で登場。「ドラドラわっしょい」のかけ声に合わせて神輿を担いだ。参加した吉永潤也君(12)は「図書室でドラえもんを読む人も結構いる。本が増えるのは嬉しい」と話していた。
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