15年にわたり、川崎駅西口のミューザ川崎ゲートプラザで週末に開催されてきた路上ライブ、通称「ミューザライブ」が、今年10月末で終了する。
主催のカワサキストリート音楽団代表の石井雄介さんは、「ミュージシャンの聖地として長年親しまれてきたが、15年前と比べて新しい建物ができるなど駅前の環境が変化し、音量の問題等が出てきた。来年に再スタートを切るため、今は新たな会場を探している」と話す。
市民文化局によると、メールなどで市長へ直接意見を送ることができる「市長への手紙」に、市民から終了を惜しむ声が多数寄せられているという。これを受けて市は「市民の要望もあるので、路上ライブ自体は続けてほしい。市としても民間の土地を紹介するなど、話し合いを進めている状況」と話す。
この会場で10年間演奏を続けてきた歌手の安本美緒さんは「残念な気持ちでいっぱい。ミューザライブは新しいお客さんが多く声を掛けてくれる独特の空間だった。今後の開催に期待している」と話す。
また、川崎駅東口の川崎銀座街で同じく路上ライブを手がける小林一三(いちぞう)さんは「川崎の音楽シーンになくてはならない場所だけに残念。演奏者もファンもこの場所を求めて足を運んでいた」と惜しみつつ再開を願った。
最後のライブは10月27日(日)。12時開演。YUKIKAさん、如月愛里さんなどおなじみのアーティストが出演する。
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