幸区の中川部屋入りが決定した県立向の岡工業高校(多摩区)の笹崎巳来夢(みらむ)君(18)=中原区在住。1月3日から、中川親方のもとでの稽古が新たに始動し、1月場所デビューを迎える。
12月19日には、中川親方が同校を訪問。笹崎君とは3年ほど前から顔を合わせているという中川親方は、「ものすごく真面目で一生懸命。性格も大事なので、生かして頑張ってもらいたい」と激励。「まずは生活に慣れてもらうことが一番。馬力のある押し相撲を指導していきたい」と語った。この日は、向の岡工高卒で中川部屋の旭勇幸(25)=本名・濱上京介=も来校。先輩として「何かあったら相談してと言っている。一緒に上を目指して頑張りたい」とエールを送った。
父親がテレビでいつも見ていた相撲に惹かれ、平間中学校で1年生のとき、向の岡工高の相撲部に通い始めた笹崎君。高校では部員唯一の定時制ながら、休まず稽古に奮励。県ベスト8、関東大会出場の成績を残した。165キロまで体重を増やした笹崎君について、同部の清田英彦監督は「体づくりがしっかりできている。人柄の良さで後輩たちからも慕われている」と話す。
笹崎君は「稽古して強くなって、両親に親孝行したい。押し相撲を生かして、関取を目指す」と意気込みを語った。
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