川崎区選出の元市議会議員の宮原春夫さんが2001年に出版したコラム集『春風献上』を復刻した。
5年前に議員を引退した宮原さんは、その後も精力的に市民活動などに取り組む。付き合いの輪が広がり続ける中、先月喜寿を迎え、その記念に新しい友人たちに自身を知ってもらいたいとの思いや現職の若手議員の市政活動の参考にしてもらいたいと出版を決めた。また、所長を務める「くらしの相談センター」がコロナ禍で昨年12月以来、催しを開くことが出来ず、その代わりの取り組みだとも語る。
コラムは月に一度発行していた市政報告『こんにちは宮原春夫です』に掲載されていた1993年3月28日から2001年7月15日までの100回分をまとめたもの。自身の生い立ちや労働組合活動、政治の世界に入ったいきさつなどが綴られている。趣味の読書、旅行、映画鑑賞についても紹介。宮原さんは「趣味の中でつかんだことが政治活動に生かされた。川崎の文化的なまちづくりに役立った」という。
コラム自体は2014年まで続き200回を超えるが「今日でも決して古くなく、参考になることもたくさん書かれている」ことから復刻したと説明。「いずれ続編も出せれば」とも語る。
A5判、147ページ。価格設定はないが「2千円程度いただければ」と宮原さん。収益は、くらしの相談センターの運営資金に充てるという。希望者や問い合わせは、くらしの相談センター(【電話】044・246・6823 月〜金午前9時30分から午後5時30分)。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|