神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2020年8月28日 エリアトップへ

熱中症救急搬送 過半数が高齢者 自覚ない重症化に警鐘

社会

公開:2020年8月28日

  • LINE
  • hatena

 全国各地で猛暑が続く中、今年5月1日から8月23日までの間に熱中症により救急搬送されたのは川崎市内で312人(川崎区96人、幸区33人 速報値)。そのうち65歳以上75歳未満は44人、75歳以上は125人で65歳以上の高齢者が54・2%と過半数を占める。熱中症による救急搬送数は現状、昨年に比べ抑えられているが市消防局の職員は「今年は梅雨が長く気温の低い日が続いた。8月から急に暑くなっているため、体が順応できず体調を崩す危険が高い」と危惧する。

 症状の度合いを見ると、応急処置で対応できる軽症者が185人、病院への搬送を要する中等症者が120人、入院や集中治療の必要がある重傷者が7人で死亡者はゼロ。重症者のほとんどが50歳以上で、高齢者は自覚がないまま熱中症になる危険があり若者に比べ重症化しやすいという。

 時間帯別では午前11時台が最も多く34人、次いで午後1時台が32人、午後2時台が31人と昼時に多い。場所別では屋外が192人、屋内が112人で同局職員は「高齢者はエアコンが苦手だという人が多い。しかし、室内での熱中症も多く発生しているため使用を強く推奨する」と話す。

 市は熱中症予防としてこまめな水分補給や室温が28度を超えないようにエアコンを活用すること、ゆったりとした服装や日傘、帽子の着用を挙げ「倦怠感が強く動けないときや意識がはっきりしないときはためらわず救急車を呼んでほしい」と呼びかける。

川崎区・幸区版のローカルニュース最新6

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」5月18日オープン

5月3日

京急が記念ヘッドマーク

京急が記念ヘッドマーク

川崎大師大開帳奉修記念で

5月3日

一般開放9日から

生田緑地ばら苑

一般開放9日から

3300株が咲き誇る

5月3日

「風船爆弾」めぐる対談

参加者募集

「風船爆弾」めぐる対談

明大登戸研究所資料館で

5月3日

高校生日本一を報告

空手

高校生日本一を報告

冨山選手が市長表敬

5月3日

ハングル入門講座

ハングル入門講座

 5月20日から 市ふれあい館で

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook