川崎市がCO2削減などで地球温暖化対策に貢献する取り組みを行う企業・団体・個人を表彰する「第9回スマートライフスタイル大賞」の最優秀賞に川崎キングスカイフロント東急REIホテル(水谷徳之総支配人)が選ばれた。
同ホテルは使用する電力の約3割を水素エネルギー、7割を再生可能エネルギーでまかない、ホテルとしては日本で初めてCO2フリーを実現した。使用済みプラスチックから作られた低炭素水素がパイプラインを通じてホテルに送られ、純水素燃料電池システムによってCO2を発生させずに、電力と熱をホテルに供給する仕組みだ。
今年4月には食品廃棄物を再生エネルギーに変える「バイオフードリサイクル」を導入。食品廃棄物リサイクル率100%を実現した。廃棄物を微生物によりメタン発酵させて発生したバイオガスでガスエンジンを動かし発電する取り組みにも参画。その電気を購入することで「地域循環型エネルギーの利活用」の仕組みを確立させた。
水谷総支配人は「ホテル事業の長年の課題であった廃棄物をエネルギー化する本取り組みが他社のモデルケースとなるよう、今後も挑戦と発信を続けてまいります」とコメントした。
10月30日(金)には市産業振興会館で、表彰式とシンポジウムが行われる。
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