渡田小学校(川崎区田島町・須山佳代子校長)の5年生154人が米の消費を促すポスターを制作した。学校周辺の鋼管通商栄会の仙䑓屋(せんだいや)鋼管通店、長寿庵ほか5店舗や、バス停、保育園、老人施設などに掲示をしている。
児童たちは「総合的な学習の時間」で米作りについて学び、米の消費が減ってきていることを知った。農林水産省によれば米の年間1人あたりの消費量は1962年度の118kgをピークに減少傾向にあり、2016年度には約半分の54kgまで減っている。児童たちは消費量を増やすために自分たちができることは何かを考え、ポスター掲示をすることで、まず身近な人たちに消費を促す呼びかけを行うことにした。ポスターは87枚制作し、11月中旬まで掲示される予定。
田中悠空(はるく)さんは「たくさんの人にお米を食べてもらいたいと思った」、藤田浩輝(こうき)さんは「お米を残す人がいて残念、ポスターでみんなにお米のことを知らせたい」、米倉龍之介さんは「地域の人にお米がピンチなことを知ってもらいたかった」、山崎鷲斗(しゅうと)さんは「お米は何にでもあっておいしい。日本人なのにお米を食べないのは悲しい」とそれぞれ思いを語った。
仙䑓屋の阿部正弘さんは「ポスターを見たお客様もお米を見直すきっかけになれば」と話した。
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