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泥臭さが持ち味 東龍之介選手(S級1班 31歳)
父親は45期の晃氏。幼少時代から練習や試合で輝く姿を見て育ち、「体を動かして稼げる仕事に就きたい」と漠然ながら意識していた。ただ、練習は始めるものの、長続きせず、遊びに明け暮れていたという。県立岸根高校を卒業後、何とか競輪学校に合格したものの、ずっと劣等生だった。ただ、「今に見ていろ」と静かな闘志を燃やし続けていた。
2009年にデビュー。着実に力をつけ、昨年はG1レースに安定的に出場を果たした。実力派が揃うG1はレースの雰囲気、選手の強さはそれまでのレベルとは違うことを肌で実感した。「もっと成績を上げたいと、モチベーションが上がった一年になった」と振り返る。
練習は自宅近くの環状2号線で取り組む。コロナ禍にあっても練習のルーティンを崩さずにできたことが力を付けられた要因だ。「今年は自分のスタイルを築いていきたい」と抱負を語る。
全日本選抜への出場が正式に決まった時には、身が引き締まったという。正月は師岡熊野神社で必勝祈願を行った。持ち味の「最後まで諦めない、人間味のある泥臭い走り」で決勝の舞台で走るのが目標だ。
川崎競輪(東龍之介選手)
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5月3日
4月26日