川崎市はこのたび津波浸水予測区域や津波避難施設などを掲載した「津波ハザードマップ」を改訂した。
同マップはA1版(8つ折)、両面フルカラー。2012年に神奈川県が公表した「津波浸水予測図」から川崎市に最大の津波被害をもたらす「慶長型地震」の津波浸水予測を表示したもの。津波の危険性を市民に周知することを目的に、主に臨海部における浸水想定を色分けで表現。また津波避難施設と避難場所の一覧や、津波や避難などに関する基礎知識なども記載されている。今回の改訂では避難施設に新たに、コストコホールセール川崎倉庫店、川崎自立会、川崎鶴見臨港バス(株)塩浜営業所駐車場、市営観音住宅、市営京町耐火住宅、市営大島住宅、市営浅田住宅が追加された。また、表紙デザインを変更、文字を拡大し読みやすくした。
発行部数は15万部。5月6日から川崎区内の小中高、福祉施設、高齢者施設、こども文化センター、臨海部の事業所などへの配布と、川崎区役所、大師支所、田島支所、市役所第3庁舎2階かわさき情報プラザ、川崎行政サービスコーナーなどの行政機関で常時配布されている。同マップは13年に作成され、改訂は17年に続き2度目。
川崎区45%が浸水
慶長型地震による津波被害の想定は、浸水面積は川崎区の約45%にあたる約18・3平方キロメートル。最も深く浸水するのは川崎区浅野町付近で2mから3m。避難しなかった場合の死者数は約5800人、建物の被害は全壊8棟、半壊約1万棟、浸水約4600棟とされる。
(問)市総務企画局危機管理室(【電話】044・200・2842)
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