神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2021年6月4日 エリアトップへ

川崎市市民ミュージアム 2千点超が修復完了 被災品約23万点のうち

文化

公開:2021年6月4日

  • LINE
  • hatena
瓦版(ペリー提督)の修復前(上)と修復後=市提供
瓦版(ペリー提督)の修復前(上)と修復後=市提供

 東日本台風で浸水被害を受けた川崎市市民ミュージアム(中原区)の収蔵品について市は5月26日、修復作業の4月末時点の進捗状況を公表。水没した収蔵品約22万9千点のうち2366点の修復が完了した。567点だった今年2月末時点と比べて美術文芸や写真、映画が多く修復された。

 2カ月間で修復完了したのは、指定文化財の市重要歴史記念物7点のほか、歴史資料となる瓦版や絵図、洋画家田中岑(たかし)の油彩画や童謡『ぞうさん』『一年生になったら』の作詞で知られる詩人まど・みちおの絵日記、19世紀の仏画家ロートレックやアール・ヌーヴォー作品など。

 指定管理者や市職員、外部支援団体のスタッフらの手によって、被災前の姿に近い状態に復元された。

4万点が廃棄処分

 同館では、被災した2019年10月中に収蔵品のレスキューを開始し、昨年6月に全ての収蔵品の搬出を完了。紙資料等の冷凍保存、資料の燻蒸処理などを継続してきた。

 今年1月には判断基準に基づき、約4万点を廃棄処分とした。また、応急処置済みの被災品は5万点、準備段階を含む修復中は3015点。温湿度が管理できる施設など外部倉庫に約4万2千点、冷凍・冷蔵として約1200箱が保管されている。

川崎区・幸区版のローカルニュース最新6

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」5月18日オープン

5月3日

京急が記念ヘッドマーク

京急が記念ヘッドマーク

川崎大師大開帳奉修記念で

5月3日

一般開放9日から

生田緑地ばら苑

一般開放9日から

3300株が咲き誇る

5月3日

「風船爆弾」めぐる対談

参加者募集

「風船爆弾」めぐる対談

明大登戸研究所資料館で

5月3日

高校生日本一を報告

空手

高校生日本一を報告

冨山選手が市長表敬

5月3日

ハングル入門講座

ハングル入門講座

 5月20日から 市ふれあい館で

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook