幸区の南河原小(勝俣久美子校長)で7月21日、校内の果樹園で栽培しているナシ(長十郎、豊水、幸水)の収穫が5年生74人により行われた。例年、夏休み後の収穫だが今年は暑さもあり実がなるのが早く、豊作だった。
児童らはボランティアの五十嵐努さん(71)からナシの収穫の仕方を教わると、密にならないように4人ずつナシ畑に入り、ひとり1個収穫した。山口陽菜さん(10)は「草むしりが大変だった。みんなの苦労が詰まっているので、スーパーで売っているものよりおいしそう」と話した。
同校のナシ収穫は1984年から続く伝統行事。ただ収穫するのではなく、児童らはボランティアの指導を受けながら、受粉、摘果、草むしりといった作業も1年を通して行ってきた。勝俣校長は「5年生は授業で農業についての勉強をする。ただ知識を得るだけでなく、自分たちで育てることで農業に携わる人の苦労も分かって欲しい」と意義を語った。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|