幸区の市議補欠選挙が10月31日に投開票され、自民党公認新人の加藤孝明氏(34)が4万1615票獲得し初当選した。立憲民主党公認の嶋凌汰氏(26)は3万5326票だった。投票率は58・13%。
今回の補選は鏑木茂哉氏の死去に伴い実施されたもの。加藤氏と嶋氏の2氏が立候補し、議席を争った。
加藤氏は選挙戦で、市内経済再生に向けた観光誘致施策や町内会自治会の支援強化、南武線立体交差事業の実現、幸区へのコミュニティバス導入などを訴えた。当選確実の情報を受け、支援者らに感謝を伝え、「皆様からいただいた票は自分への期待。これからがスタート。鏑木さんが築いてきた地域活動を引き継ぎ、大切にしながら、しっかり応えていく」と抱負を語った。
敗れた嶋氏は医療提供体制の充実や感染症対策の強化、鹿島田駅の開かずの踏切の早期解消、幸区内を循環するコミュニティバスの創設などを訴えたが、及ばなかった。「結果は残念だが大きな後押しをいただいて選挙戦を戦えた。これからも期待され続けるように、次の選挙までの1年半、頑張っていく」とあいさつした。
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