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川崎区・幸区版 公開:2021年12月3日 エリアトップへ

朗読の会「蘆笛」 師を思い、声で言葉紡ぐ 12月11日、市民交流室で

文化

公開:2021年12月3日

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朗読する芝さん(今年6月)=ステージアップ提供
朗読する芝さん(今年6月)=ステージアップ提供

 幸区を拠点に活動する朗読の会「蘆笛(あしぶえ)」が12月11日(土)午後1時から、ミューザ川崎市民交流室で「第25回 蘆笛朗読散歩」を開催する。7人の会員が中島敦『山月記』、向田邦子『犬小屋』などを披露。入場無料、定員先着120人。

 同会は昨年10月に亡くなった元中学国語教師、浅野幸雄さん(享年71)が2009年に立ち上げ、毎年6月、12月に練習成果の発表の場として朗読会を開催してきた。浅野さんが亡くなった後も、弟子たちが会を引き継いだ。現代表の芝則子さん(73)は「先生は朗読には正解はないと言われ、自由にやってきたが、100回は読めと言われた。読み込むことで考え方、人生、経験がにじみ出るということに気付くまで時間がかかりました」と師の教えを振り返る。

 妻の智恵子さんによると、幸雄さんは大病を患い55歳で教員を辞め、自宅療養中に娘から読み聞かせボランティアを勧められたという。元NHKアナウンサーが講師をしていた朗読講座で学び、一時期はプロの朗読家として朗読会を開催する団体に所属したが、方向性の違いから自分で会を主宰するようになった。「蘆笛」の名は、風に揺れる蘆の葉のようにしなやかに、聴く人の耳に入るように表現して読みたいという思いで名付けた。幸雄さんは入退院を繰り返す生活だったが、朗読会が近くなると元気を取り戻すことが多かったという。智恵子さんは「会が励みになっていたんだと思います。その会を継続してくださった皆さんには感謝しかありません」と話した。

 (問)芝さん(【電話】03・3763・6838)

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