今夏の参院選で川崎区在住の東洋大学教授・金泰泳（キムテヨン）氏（59）＝写真＝が社民党比例区で出馬する意向を表明した。これに先立ち、同党は１月26日、常任幹事会での擁立を決めた。
金氏は愛知県出身。２００７年から現職を務め、多文化共生論やマイノリティ論などを研究する。在日コリアンにルーツを持ち、09年には日本国籍を取得した。
本紙の取材に対し、金氏は「外国人や障害者などのマイノリティは弱者と捉えられがちだが、社会・経済の活力になり、国を豊かにする。多様性を力に変える社会を目指したい」と強調。定住外国籍住民への地方参政権の付与▽子どもの国籍付与における出生地主義、複数国籍の容認▽教育費の補助・無償化と奨学金の返済免除▽大学生の生活保護の対象化-などを掲げる方針を示した。
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