川崎区出身の詩人・佐藤惣之助の詩碑が首里城公園へ再移設されたのを祝う記念式典が5月20日、那覇市で行われた。式典には福田紀彦市長や城間幹子那覇市長らが出席した。
式典は当初、昨年開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期。川崎市と那覇市の友好都市締結日にあたるこの日が選ばれた。福田市長は「詩碑の移設を契機に、両市の友好関係をさらに深めていきたい」とあいさつ。川崎で再移設運動の中心的な活動を行った比嘉孝川崎沖縄県人会名誉会長も出席。「紆余曲折あったが詩碑が両市のシンボルになり、観光客、川崎市からの修学旅行生に見て感激していただきたい」と感慨深げに語った。民謡歌手で市民文化大使を務める伊藤多喜雄さんは、惣之助が作詞した『川崎音頭』『川崎小唄』『美わしの琉球』を出席者の前で披露した。
川崎市はまた、詩碑に光を当て移設の会を立ち上げ、川崎と那覇の交流の懸け橋となった元沖縄県庁職員の山川宗徹氏に感謝状を贈った。
式典には市民、市議でそれぞれ結成した訪問団約50人も参列した。
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