中野小 幻の大豆栽培 味噌作りも 2/5(土)にはTVKで活動記録を発表
古くから津久井地域で栽培され、その生産量の希少さから、幻の大豆とされる「津久井在来大豆」。その大豆を地域の農家、PTA等と協力して育て、味噌作りに挑戦している中野小学校(河内芳則校長)の3年生が5日、TVKが主催する「大豆100粒運動」の実践発表会に参加し、1年間の取組みを発表する予定だ。
同校の3年生102人は、今回の栽培にあたり、有志で「大豆クラブ」を発足。PTA(山崎儀昭会長)、地域住民らと協力して、荒地を開墾、大豆栽培の下地作りからスタート。市内を中心に大豆の普及に取組む「大豆の会」会長の石井好一さんの指導のもと、種まきや草むしり、肥料撒き、農薬散布、土寄せ等を行ってきた。こうした努力が報われ、大豆は無事に生長。11月には、約250kgの大豆を収穫した。
この大豆を使って味噌作りに挑戦しようと、事前に紙芝居や地元蔵元で工程や作業を学習。先月14日には同校の体育館で、3年生全員で作業に取り掛かり、1人約3kg(塩と麹を混ぜ大豆の重さは約3倍に)の味噌を醸造。出来上がった味噌を持ち帰った。中野小学校では「初めての味噌作りで、子どもたちは食べ物を育て・作ることの苦労と大切さを知り、自分たちの育てた大豆に一層の愛着が持てるようになったと思います。今後は、お世話になった地域の方々に感謝の気持ちを伝えていく活動をしたい」と話している。
横浜で活動記録
を発表
大豆100粒運動は、子どもが大豆栽培・観察・加工等に取組み、大豆の普及に取り組む全国的な活動。県内では100超の小学校等が参加。5日には大豆100粒運動実践発表会に中野小が出場。TVK本社まで出向き、味噌作りまでの活動内容を発表する。
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