年頭所感 地域経済の活性化に注力 相模原商工会議所会頭 河本洋次
河本洋次会頭
平成24年の新春を迎え、謹んでごあいさつ申し上げます。東日本大震災で被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
昨年、わが国はかつて経験したことのない大地震で多くの尊い人命を失い、また、この地震にともなう原子力発電所の事故により、社会経済は深刻な状況に陥りました。こうした中、当商工会議所では大震災直後から日本商工会議所や相模原市などと連携しながら、被災地の復興を支援してまいりました。
大震災が発生した場合、企業が危機管理の徹底と被災しても事業が円滑に再開できる体制づくりが必要となり、今回の震災を教訓に企業の危機管理体制の構築と事業承継計画の策定支援に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
本年は被災地が復興へ大きく一歩を踏み出し、わが国経済が再生への道を歩む年でもあります。当商工会議所といたしましても日本商工会議所や関係機関と連携を図りながら被災地の復興を全力で支援するとともに、地域経済の活性化に渾身の力を注いでまいります。
現下の企業を取り巻く経済環境は、超円高や大手企業の海外転出の加速などにより産業の空洞化への懸念が高まり、先行きを楽観視できない状況が続いております。
とりわけ中小企業は苦境に立たされており、当商工会議所といたしましては、本年も引き続き市内中小企業を全力で支えるとともに、会員の期待に応える事業を積極的に進めてまいる所存であります。
本年は当商工会議所中期行動計画の最終年にあたります。会員の目線に立った運営と事業を推し進め、目標の実現に向けて全力で取り組んでまいります。
結びに本年の皆様方のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げますとともに、当商工会議所に変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新春のごあいさつといたします。
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