橋本商店街 活性化策は「うわさ」 100以上のポップを掲示
橋本商店街協同組合(古橋裕一理事長)は11月1日から、「うわさプロジェクト」と題したユニークな活性化事業を開始した。店舗内や店舗入り口にその店や街のうわさをポップで掲示し、顧客や街を行き交う人とのコミュニケーションの活性化を図ることで、商店街や街を盛り上げていきたい意向だ。
今回、同商店街が初めて取り組む「うわさプロジェクト」。加盟する組合員や賛助会員から店や街のうわさを集め、事務局でふきだし型のポップを製作。それを店舗内や店舗入口に貼ることで、買い物や飲食に訪れた顧客との会話のきっかけづくりにし、地域コミュニティの活性化を図ると同時に、商店街への顧客の回遊性を高めていくことがねらい。さらに11月8日、20日に行われる「橋本酉の市」、11日に行われる「街コンIN橋本」と併せて開催することで街全体を盛り上げていきたい意向だ。
街や店舗のうわさが100以上11月20日まで掲示
もともと青森県八戸市の商店街が行っていたものを参考に、「面白い取り組み」と採用したこのプロジェクト。9月20日から商店街組合員、賛助会員を対象に募集を開始。応募のほか、事務局でヒアリングを行った結果、集まったうわさは100以上。「横浜線は明治41年に開通したらしい」「七夕通りには俵万智の歌碑があるらしい」といった街のうわさから、「スタッフが街コンで彼女ができたらしい」「有名人が出没するらしい」「甘酒に牛乳をいれると美味しいらしい」といった店舗情報やスタッフ情報など、トリビア的なものを含め、かなりユニークなものが集まった。
うわさのポップは、酉の市が行われる「橋本神明大神宮」がある6丁目を中心に、商店街の各店舗内や店舗入口に掲示。その他にもミウィやイオンといった大型店の掲示板や、京王クラウン街の店舗や通路にも貼られている。
「個店だけでなく、大型店が参加することで、地域一体となって街全体を盛り上げるきっかけにしていきたい。こうしたうわさで街のことを知ってもらい、みんなに楽しんでもらえれば。どんなうわさがあるか、ぜひ街を回ってみてほしい」と古橋理事長は話している。なお、同プロジェクトは11月20日まで行われる。
【橋本商店街協同組合】1965年に発足。ミウィ橋本やイオン橋本店といった大型店から、昔ながらの個店など、組合員83店、賛助会員20店が加盟する市内でも有数の大型商店街。
|
|
|
|
|
|