芸術の街・藤野を地域内外に発信しようと、この程、地元アーティストの手づくりによるプロモーションビデオ「アートのたねが芽吹くまち〜FUJINО」が製作された。今後はインターネットによる動画発信の他、各種イベントなどで紹介していく予定だ。
戦時中、多くの芸術家が藤野を疎開地として選んで移り住み、その名残から今も多くの芸術家が在住する藤野地区。今では「芸術の街」を軸とした地域振興策を官民が協力して盛んに行っており、芸術の道の整備、みどりのラブレターなど数々の野外環境アートをはじめ、ひかり祭りやキッズシアター、陶器市、お散歩展など、芸術色を前面に押し出した事業を数多く展開している。
そうした中、昨年7月に地域住民と行政が協力して組織する「相模原市藤野ふるさと芸術村メッセージ事業推進委員会」(西田勘蔵委員長)が、「藤野の雰囲気を多くの人にわかりやすく伝えたい」と、プロモーションビデオを製作することを決定し、昨秋から地元の芸術家に協力を仰いで製作にあたった。
ビデオは、藤野地区の街づくりの理念から始まり、芸術家と歩んできた藤野の歴史、芸術家が住みやすいよう構築された支援体制、藤野の雄大な自然と芸術との関係、各芸術家たちの活動など、緑のラブレターの作者で知られる高橋政行さんら地元の芸術家のインタビューを中心に収録。10分10秒にわたる紹介映像が完成した。
同推進委員会は「自然豊かな藤野地区で育まれた作品や伝統芸能など、”芸術”がキーワードとなって創り上げてきた街を多くの人に知ってもらいたい、また次世代にこの思いを継承したいと、今回ビデオを製作しました」と話している。
ビデオは藤野芸術村や藤野観光協会HP(http://info-fujino.com/)で見られる他、インターネットhttp://youtu.be/OLA3WTFeTt0でも視聴可能。問い合わせは、藤野まちづくりセンター【電話】042・687・2111。
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