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藤野芸術の家 被災地の高校生が上演 演劇の交流きっかけに

教育

公開:2013年3月14日

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亘理町に訪れ演劇の交流をした
亘理町に訪れ演劇の交流をした

 宮城県亘理(わたり)町から訪れた高校生15人による演劇『ブンナよ、木からおりてこい』が3月26日(火)、午後6時半から藤野芸術の家で特別公演される。この公演は、津久井地域の小中学生で結成された地域(子ども)劇団「ポラリス」が行う被災地支援による交流がきっかけとなって企画された。

 宮城県亘理町は、東日本大震災の津波で地域の児童館を失った。2年経過した今でも、復旧はされておらず、中学校などの空き部屋がその代わりになっている。 その現状を聞いた「ポラリス」のメンバーは、「子どもたちが笑顔で元気に遊ぶ手助けをしたい」と、昨年秋に大人のスタッフ5人で現地を訪問。中学校などを間借りしている児童館を訪れ、子どもたちに紙芝居、演劇ワークショップ、新聞紙での折り紙作りなどの交流を行った。そうした交流を行う中で、発表する場もなく、日々練習している地域の演劇・合唱・吹奏楽に携わる学生たちがいることを目の当たりに。「相模原に招待して披露する場を設けては」と発案。同町に提案したところ、今回初めて相模原に招くことが決まった。

 相模原を訪れる高校生は15人。3月24日から26日の日程で訪れる。滞在中は、ポラリスのメンバーとお互いの演劇の発表を行うなど演劇ワークショップを通じた交流を予定。最終日の26日には、震災の傷跡が残る中で練習に励んできた演目『ブンナよ、木からおりてこい』を藤野芸術の家で公演する。入場は無料。 

 「被災地の子どもは多くのものを流され失いました。その子どもたちの夢を応援したいと思い今回企画しました。多くの人に観てもらえれば」と中也寸子代表は話している。

17日にポラリスの公演

 公演に一役買った劇団ポラリスは10年前に結成。現在中学生6人と小学生8人が、津久井の豊かな自然の中で自然体験、表現ワーク、演劇などを通じて、様々な感情表現を学んでいる。3月17日(日)には午前10時から、大和市生涯学習センターで行れる県地域演劇交流発表会に出演し、『穴に落ちたら』を公演する予定だ。問い合せは、同劇団の松井智子さん【携帯電話】090・6312・2609へ。
 

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