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相模原市消防団 「活動知って」高校でPR 県が企画 女性団員も一役

公開:2013年3月21日

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南方面隊が披露した「まとい振り」
南方面隊が披露した「まとい振り」

 相模原市消防団(関根成興団長)は3月11日と14日、県立相模原青陵高校と城山高校で消防団のPRキャンペーンを行った。若い世代に「自分の街は自分で守る」という意識と、団への興味を持ってもらうことが目的だ。

 今回のキャンペーンは、全国的に団員の減少、高齢化が進む中、若い人たちに防災意識の重要性や、消防団の役割、活動等を知ってもらうことを目的に、神奈川県が企画。FMヨコハマと連携して、小田原市や伊勢原市など、県内8高校で実施された。

 市内では、11日に相模原青陵高校で、14日に城山高校で開催。FMヨコハマの人気DJ・光邦さんが司会を担当し、映像で消防団の役割、活動を紹介。相模原青陵高校では、市消防団南方面隊の団員が江戸時代の町火消の標としていた「まとい振り」を披露し、同校の応援団部員6人も実際に挑戦。また城山高校では、北方面隊の団員が寸劇による消防操法、AEDを使った救命救急を披露した。その後両校で、光邦さんのユニークなトークが繰り広げられる中、消防団クイズも行われ、会場は盛り上がりを見せていた。

昨年初めて女性6人が入団

 消防団は、消防署員とは異なり、会社員や自営業者など普段職を持ちながら、火災や風水害等の災害時に、防災活動を行うほか、地域住民への予防活動などを行う消防組織だ。

 県内の団員は、2012年4月1日時点で17983人。10年前と比べて1453人減少し、平均年齢も43・4歳と10年前に比べて2・7歳あがっている。相模原市は2012年4月1日時点で1535人。同じく10年前と比較して155人減少、平均年齢も3歳ほど上がっており、団員の減少、高齢化が進んでいる。

 そうした背景から、市消防団では団員の募集を随時実施。先の震災で団の存在が改めて注目されていることもあって、昨年女性からの申込があり大学生を含む6人が入団。これまでは後方支援を行う女性部への入団はあったものの、現場の隊への入団は市消防団初。また地元の男子大学生の入団もあり、若い団員が少しづつ増えつつあるという。

 今回のキャンペーンでは、南、北両方面隊に所属する女性団員3人もそれぞれ高校を訪問し、団の活動を紹介。生徒たちからは「消防団と消防署との違いを初めて知った。将来の夢は警察官になることだけど、地域を守る思いは一緒」「着させていただいた防火服はとても重かった。消防団として女性が方々も多く活躍しているのを初めて知った」といった感想があがった。今回企画した県安全防災局では「こうしたキャンペーンを通じて少しでも消防団に興味を持ってもらって、今後入団してもらうことができれば」と話している。
 

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