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高校生が公園をデザイン 景観と周辺住宅に配慮

教育

公開:2013年4月11日

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可愛い恐竜の前で公園の完成を喜ぶ
可愛い恐竜の前で公園の完成を喜ぶ

 県立相原高校環境土木科(折笠初雄校長)を今春卒業した石坂十貴江さん、神津麻衣さんがデザインを担当した「橋本本町公園」(橋本5の304)が、この程完成した。河川近くの住宅街といった周辺環境に配慮してデザインされた公園に「幅広い世代が利用できる美しい公園が完成して嬉しい」と、地元は喜んでいる。

 石坂さん、神津さんは、「緑豊かな境川岸という景観に配慮し、イベントに使えるスペースを確保して欲しい」という、地域住民の要望を採り入れ、樹木や花壇を多く採用し、住民が利用しやすい温もりのある公園をデザイン。橋本駅に程近く、閑静な住宅地という好条件を活かした緑豊かな公園が完成した。

 同校環境土木科は、造園計画の授業で、周辺の景観に調和したデザインの考え方やワークショップといった公園の設計について学んでいる。そうした中、今回市から要請を受け、同科の全生徒116人でコンペを実施。結果、2人のデザインが採用された。

 敷地面積は約1300平方メートル。北側には共同の花壇と桜や白樫、ハナミズキなどが植栽された「緑と休憩のゾーン」、中央部にはひと際目に付く大きな恐竜の遊具をはじめ、滑り台、砂場等がある「遊具と遊びのゾーン」、南側には橋本本町自治会が行う盆踊りをはじめとした様々な行事にも使用可能な「多目的広場」が設けられている。

 同科の伊藤文喜教諭は「公園の完成は、市との連携による、県内では例を見ない高い目標を持てる画期的な取り組みです。今後も地域と綿密に連携し、都市計画を学ぶ生徒の教育の交流が広がることを期待します」と話している。

3月30日に開園式

 橋本本町自治会員、市公園課職員、学校関係者ら100人近い関係者が出席。地域住民待望の公園の完成を太鼓やお囃子などで祝った。式の中で、石坂さんと神津さんは「子どもが集まりやすく安全に遊べて、地域の多くの方が利用できる楽しい公園になれば」と期待を寄せていた。
 

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