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津久井消防署 災害対応強化へ河川調査 水の事故0(ゼロ)へ啓発も

社会

公開:2014年7月17日

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現地で調査を行う隊員
現地で調査を行う隊員

 本格的なレジャーシーズンを間近に控え、津久井消防署(守屋逸郎署長)は6月末から7月上旬にかけて、災害対応への体制を強化するために、過去に管内で発生した水難事故の場所を河川危険箇所として河川の状況等の調査を行った。加えて、水の事故「0」を目指したキャンペーンを8月31日まで各キャンプ場で実施するほか、積極的な啓発活動も行っている。

 津久井地域は、津久井湖や相模湖といった湖や、大小さまざまな河川があり、釣りやキャンプなどの行楽を楽しめるエリアとして、地元のみならず、隣接する都県からも訪れる人が多い。一方で、河川でのレジャーは時として危険も伴う。津久井消防署によれば、今年はまだ管内での大きな事故はないものの、2008年1月から昨年12月までに21件の事故が発生し、死亡事故も起きているという。

 同署では、これから本格的なレジャーシーズンを迎えるにあたり、災害対応への体制を強化するため、過去に発生した水難事故の場所を河川危険箇所としてキャンプ場5カ所と河川3カ所の調査を実施。事故時と現在で河川の状況が変わっていないか等の確認、救出方法の検討、周辺施設などからのヒアリングなどを行った。「過去の事故を教訓に、こうした調査・確認を行うことによって、異動してきた隊員や新人が実際に出動した際に、迅速な救助ができるように備えていきたい」と同署は話している。

北消防署も啓発キャンペーン

 毎年、行楽シーズンに向けて、市内各消防署で水の事故”0”をめざして啓発活動が行われている。津久井署では12日から8月31日まで各キャンプ場で「水の事故0キャンペーン」としてパトロール等を行うほか、北消防署(小川智久署長)では7月19日と8月9日に上大島キャンプ場や相模川河川敷で大島小学校PTAらと「相模川での水の事故防止キャンペーン」を実施する予定。

 津久井署では「保護者の方はお子さんから目を離さないように、お酒を飲んだら川に入らないように気を付けて。キャンプ場に危険個所を聞いてから遊んで」と呼びかけている。

津久井消防署管内河川で発生した事故発生状況図(2008年1月〜2013年12月)
津久井消防署管内河川で発生した事故発生状況図(2008年1月〜2013年12月)

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