総務省や日本観光振興協会が後援して、地域の魅力をPRする映像作品を全国から募集した「全国わがまちCMコンテスト」(同コンテスト実行委員会主催)の表彰式が11月29日に都内で開催され、青根の里山での暮らしなどを撮影した中山亮太さんの作品「あおねDE会おうね」が最優秀賞に輝いた。「青根の魅力を全国に伝えたい」と制作した中山さんの思いが結実した。
このコンテストは、地域に存在する良質な資源、魅力を最大限に引き出す映像を発信することで、地域発の情報発信力を高めるとともに、地域が持つ力を結集することで、地域の活性化に貢献することを目的に総務省や日本観光振興協会などが後援をして開催されたもの。今年は、全国から118作品の応募があった。
中山さんは、デジタルハリウッド大学の3年生として映像を学んでいる。以前から里山地域の暮らしに興味があり、麻布大学の学生やOB、講師と青根住民で構成する市民団体「あざおね社中(会長・村山史世麻布大学講師)」の活動に、2年前から参加していた。同団体は、青根地域で休耕田を復活させた水田を拠点に、生物の多様性の把握、環境教育などを実践する活動を行っている。中山さんは「青根の自然の素晴らしさや、そこに暮らす人々の魅力を全国に発信したかった」と、今回コンテストに応募した。
受賞したCMは、青根地域住民が出演し、全て青根地区で撮影。あざおね社中のメンバーや青根住民が全面協力した。水田の環境学習や、水にこだわるトマト農家、全校生徒7人の青根小学校児童などの様子を撮影。自然豊かな青根地区の魅力と、そこに住む素朴な住民の素の姿が紹介されている。
中山さんは「我々大学生を、地域一体で心温かく歓迎して下さる青根という地域の包容力の高さに感謝するとともに、その魅力を多くの人に伝えたいと思い今回CMを制作させて頂きました。今回の受賞で、里山の暮らしや休耕田、高齢化問題に対する認識が少しでも認識されれば嬉しいです」と話していた。
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