津久井地域の商工会や自治会、警察支援団体等が市民団体「津久井警察署の機能充実と建て替えを求める会」(関戸昌邦会長)を設立。2月10日には設立総会を開催し、移転を含めた建て替えを要望するため、今後署名活動を行っていくことなどを確認した。
津久井警察署(中野308)は、1961年3月31日の開署以来、旧4町地域の防犯や交通安全対策など、住民の安全、安心を守る拠点として大きな役割を担ってきた。
しかし、現在の警察署は県内で2番目に古く、施設の老朽化、狭あい化が目立っていた。そうした中、3月29日に小倉地区に開通が予定される圏央道相模原ICなど、津久井地域を取り巻く社会環境の変化に対応した警察署が必要との声が2年程前から住民間に広がり、商工会、自治会等が中心となり、建て替えを求める会を今回設立した。
10日の設立総会には商工会、自治会有志の他、地元県議ら24人が参加。「すぐ近くにある津久井合同庁舎は敷地面積が広く、合併により権限が厚木合庁に移譲されている。合同庁舎を建て替え、そのスペースの一部に警察署を建直したらどうか」、「署名活動を実施して、住民の声を県に届けたい」などの意見があがっていた。関戸会長は「相模原ICの開通に加え、今後リニア中央新幹線や津久井広域道路などの整備により、経済の活性化が予想されるとともに地域の安全が大切となります。住民が安心に暮らすためにも、警察署の建て替えは必要です」と挨拶した。
17日には関戸会長ら役員4人と地元県議が神奈川県警察本部と黒川雅夫副県知事を訪れ、会の設立の報告をした。これを受け、黒川副知事は「住民の皆様の気持ちは理解しました。正式な要望があれば、前向きに検討していきたい」と話していた。
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