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小渕廃墟ホテル 若手芸術家の創作拠点へ 地下を工房として貸出

文化

掲載号:2015年9月25日号

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工房用に改装された地下空間
工房用に改装された地下空間

 緑区小渕にある「ホテルサンヒルズ相模湖」の跡地。廃業後、不法投棄や火災などが発生し、廃墟ビルとして「幽霊が出る」とのうわさも出ていた跡地が現在、若手芸術家たちの創作活動のための「アトリエアパート」として生まれ変わってきている。

 相模川にかかる日連大橋付近に建つ同ホテルは1980年半ばに開業。バブル崩壊とともに10年ほどで廃業して以降、跡地には建物が残ったまま、不法投棄や不審火が相次ぎ、犯罪の温床となっていた。現在も多くの落書きが残っており、その傷跡を示している。また、心霊スポットとしてのうわさも広まり、肝試しに訪れる人も増えてしまったという。そんな中、2007年には元所有者によって、5階建ての建物が取り壊され、地下空間だけが残る。11年に市が公売にかけたところ、元町役場職員の中村賢一さんらが落札。若手芸術家の創作の場となる工房に改装し、12年に「アトリエアパート」として貸出しを開始した。

現在15の作家が利用

 藤野里山交流協議会会長でもあり、ギャラリーが立ち並ぶ「ふじのアートヴィレッジ」を運営するなど、芸術を通したまちづくりを積極的に取り組んでいる中村さん。「創作工房には騒音や粉塵の問題から、相応しい場所を選ぶのに、多くの若手作家たちが苦労しています。地域住民にとって悩みの種であった廃墟ホテルを芸術振興に生かしたいと思った」と理由を語った。地下空間を16区画(各約25平方メートル)に仕切り、賃料は月に1万〜1万5000円と非常に安価。現在、ガラス工芸や陶芸、絵画、Tシャツ製作など15の個人・グループが利用しており、この場所を拠点に多くの作品が生み出されている。「将来的には、現在空いている地上にギャラリーやレストランをつくり、多くの方が楽しめる施設にしたい」と中村さんは期待を込めて話した。

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